ふたりブログ

毎回とあるテーマでつづります

4年目

テーマ【後悔】

 

ブログを開設してから3年経った。ただ、やってみたいことの半分もできていない。そういう意味では、あっという間に過ぎた3年だ。そもそもやりたいことはなんだったか。目的は「新たな知見を自分の言葉で書くための訓練」そして「自分の心がどう動いたかを、自分の言葉で残そうとする行為」であると、いつだかに定義した。書く力だけでなく読む力も養おうと、「構成」「伝えたい一文」「独自性」を国語のテストのように考えて答えながら、お互いに所感を言い合っていた。あの頃はよかったなと、いまさらながら思う。

よかったなと思うことは2つあって、ひとつは想いをコトバにして吐き出すということ。これが意外と技術のいることだと、つくづく感じる。たしかに言いたいことを言っている人の方が明快でわかりやすいし、物事をテキパキ決めて自分の思うように進められるだろう。世の中は「声の大き人が勝ち」と言われることに対して賛同出来ない面も多いが、一理あることは認めざるを得ない。

もうひとつは、相手に向けて書いていたことだ。先述の通り感想戦があったため、読み手がいることは自分の書き物が無駄にならないことを意味している。人は自分のためよりも誰かのための方が頑張れる、少なくとも私はそうである。定期的に連絡を取ることもまた、ゆるいつながりを保っていて心地良かったのかもしれない。

一番最初に戻るが、できていないことがいくつかある。ひとつは、表現のバリエーションを増やすことだ。小説風に書いたこともあったが、構成の枠組みは対して変わっていない。私の場合、導入から入って本文を展開して最後に言いたいことを書く、「序論、本論、結論」を軸にすることが多い。それだけでなく、例えば結論を言わず含みを持った書き方、問題提起で終わらせる文章には憧れがある。(クリフハンガーというらしい。)また、もし〜だったら、といった空想を膨らませるような書き方もしていない。常日頃、現実的なことしかアウトプットできていないのだろう。所詮、一概のサラリーマンに過ぎないと気付かされる。

そして何よりもできていないと思う最も大きな後悔は、更新頻度である。これは自分の弱さ以外の何物でもない。書く時間が減ってきたことで、自分自身の心の動きに目を向ける機会もなくなり、どこか物足りなさを感じていた。今から少しずつ頻度を増やして、次の三年後に同じことを書かないように心がけたい。

 

2020.09.07 T.Y.