ふたりブログ

毎回とあるテーマでつづります

所感(書いてみて)

テーマ【書いてみて思ったこと】

 

 1年以上このブログを続けてきて、 毎度書きながら、"自分自身の考えがよくわからない"という気持ちと向き合っている。たしかに"こんなようなことを書きたい"という思いがあって書き始めたはずなのに、 明確に言語化していく中で、全く繋がりのないエピソードが出てきたり、明らかな矛盾があったり、気付くと違う話をしていたりして、何が言いたかったんだっけ?と一人で迷い込むことがある。自覚としてはガチガチの理系脳なので、論理には自信があったのだが、蓋を開けてみると、案外抽象的に物事を捉えていたことに気付かされる。ふわっとした意見から、 比較的はっきりとしたものを見つけ出し、それをひとつの記事にどうにかまとめてきた。そんな中で最近気付いたのだが、結論は書き始めたときの思いと異なることが多い。
 具体的には、例えば前回の記事。元々は"ニュースのさばき方"というタイトルで、「最近情報の取捨選択がうまくなってきたんです」という論を展開しようと思ったのだが、自分の考えと向き合ってみると、そんなことが言いたいのではない気がしてきて、紆余曲折の上できた記事は、ニュースから得られる知識の重要性を語るものだった。後から思うと、元々のぼやっとした気持ちより、結果としてブログに書いたものの方が、自分自身の意見により近いと確信している。こういったことは、実際に書いてみないとわからない。
 何が言いたいかというと、"経験"でも" 学習"でも、インプットだけでは、意外と自分のものになっていない。アウトプットすることで、深いところに落とし込めるということがあると思う。中高生のときによく言われた、"誰かに教えてあげると、相手以上に自分自身の勉強になるよ"というやつに似てる。このブログでは方程式も歴史年号も取り扱う機会は少ないが、"なんとなく思ったこと"や"ぼんやりと感じたこと"を、一つずつ、自分のものにしていきたい。

 

2019.02.17 T.N.