ふたりブログ

毎回とあるテーマでつづります

石鹸

テーマ【石鹸】

 

 近頃は公共の場の石鹸といったら液体石鹸で、固形の石鹸は見かけない。小中学校の頃は、蛇口のところにミカンの網のようなものが引っ掛けられていて、その中に固形の石鹸が1つないしは2つ入っていた。そんな事を思い出して、固形石鹸について調べてみると、なかなか興味深いことを知ることができた。

 ググってみると、僕が小学生時代に使っていたような"共用の固形石鹸"の衛生状態について書かれた記事が目に付いた。不特定多数の人間が触れること、水で濡れた状態で保管されること等が良くないようだ。医療関係の情報サイトを読む限りリスクは特別大きくないように見える*1が、"感染の可能性あり"という説が存在する限り、液体石鹸に移行してしまえば良い気がする。ところがそうすると、今度はコストとゴミ問題にぶつかってしまう。液体石鹸の方が高くてゴミが出るのである。コストに関しては、未来を担う子どもたちの健康のためと思えば、多少贅沢に税金を使ってもいいと思うが、ゴミの増大はまた新たな社会問題である。どうしたものか。

 と、さらに調べて固体石鹸でも液体石鹸でもない第三の選択肢を見つけた。アルコール消毒液である。こちらのページ*2に書かれているが、アメリカ疾病予防管理センターでも効果が高く評価されているとのこと。しかしその理由がおもしろい。すごくくだけた表現をすると『手洗いって1分くらいしないと意味ないのに、実際お医者さんだって10秒くらいしかしないよね?ならアルコール消毒の方が一発で効くじゃん』という感じ(手洗い徹底論に向かないところが合理主義の国らしい)。この論法でいけばまさに子どもにピッタリだ。長々と手洗いさせる必要もない。

 ところがアルコール消毒液となると液体石鹸よりまたはるかにコストがかかりそう……と考えてまたもググったところ、ずいぶん前からアルコールでの手指消毒を導入されている小学校がちゃんとあるようです*3。自分が小学生だったころよりも、世の中の衛生意識が高くなっているということを実感しました。皆様も健康にはお気をつけて。

 

2018.08.05 T.N.

 

次回はテーマ【アフリカ滞在記】 ※ブログ開設1周年記念。前後編に分けて公開予定