コンビニ
テーマ【コンビニ】
その名の通り、とても便利。旅行などで慣れない土地に行ったときには、特に心強い。何度も助けられているけれど、24時間営業は、どうかなと思う。
日本の労働環境にどうこう言うとき、多くの人が比較対象にヨーロッパを選ぶ。そんでもってヨーロッパの中でも、特にドイツを例にすることが多い気がする。理由はたぶん、
・WWⅡで同じ敗戦国であること(-> 「敗けたからしゃーない」とは言わせない)
・国民性がちょっと似てること(-> 「真面目過ぎるからしゃーない」とは言わせない)
だと思う。
そんな憧れのドイツでは、「閉店法」なるものがある。そのものずばり、小売店の営業時間を制限する法律だ。調べてみると、思っていたより杓子定規なものではないようで、薬局等は24h営業が認められていたり、週によって規定にズレがあったり、制定以来、時間が経つにつれて規制緩和が行われたりしているらしい*1。でも、「夜はものを売らなくて(仕事しなくて)いいんじゃない?」という考え方は大切だと思う。
結局、「遅くまで働いている誰かがいるから、その誰かのためのサービスが必要になる。」という悪循環のようなものが根本だと思う。簡単に変えられる話ではないし、夜に店が全く開いていない生活は想像もできないけど、消防や救急じゃあるまいし、絶対必要なものではないわけで。「夜中にカップラーメンを買いにいける世の中」より、「夜中に何も買えないけど誰も夜中に働いていない世の中」の方がいいんじゃない?という話。
仕事柄、まれに夜勤がある。普段使わないけれど、24h営業のコンビニに入って、「こういう時には本当に助かるなぁ」としみじみ思う。でも、待った。そうじゃなくて。そもそも夜勤がないのが一番助かる。
少しずつ、「閉店法的な感覚」を持てるようになっていきたい。
2018.01.14 T.N.
次回はテーマ【風呂】
*1:読める人はどうぞ ->LadSchlG - nichtamtliches Inhaltsverzeichnis