ふたりブログ

毎回とあるテーマでつづります

令和最初

テーマ【月】

令和もあっという間に3週間が過ぎようとしている。未だに平成が終わった実感も、令和時代だという実感もあまりない。区切り目の4月30日は海外に旅行していたからだろうか。「平成最後」は街のいたるところにあふれていたが、「令和最初」はそこまで囃し立てて言われていない気もする。

先にもふれたが、GWは海外旅行をしていた。前回の投稿*1はちょうど行きの空港で書いた。見知らぬ地に行くのは楽しみもあるが、多少の不安もある。とりわけ夜は不安がまさることが多い。そんな時、晴れた夜空に月があがっているのを見ると、少し落ち着いた気分になる。以前、アメリカのボストンに8週間ホームステイしていた時、最寄り駅から徒歩20分離れたところに滞在していた。治安は良いとは言えども、夜はやっぱり心細いのだが、月が見えているといくばくかの不安は取り除かれる。ボストン滞在中の満月が綺麗だったことは今でも印象に残っている。

同じ月でも、例えば十五夜は他の月よりも特徴付けられているし、最近ではスーパームーンがよく話題になる。夏目漱石が「I love you」を「月が綺麗ですね」と訳したのは本当かどうかはわからないが、たしかに好きな人といる時くらいしか口に出さない台詞なのかもしれない。月に寄せる思いはそれぞれあるだろうが、月そのものは特に変わりない。満月に見えたり、三日月に見えたりするのも、地球の公転によるものだし。つまり、月を見る私たちの5W1Hが違うだけにすぎない。対象物を見たときの、状況や環境が心を動かす。これは旅行とか他の事にも言えることだろう。

ちなみに、今日は令和最初の満月だという。薄雲の向こう側にある月あかりが幻想的である。月並みではあるが、いつもとは違うなと思った。

 

2019.05.19 T.Y.