ふたりブログ

毎回とあるテーマでつづります

お喋りの有効性

テーマ【息抜き】

 非社交的なタイプだ。職場ではあまり雑談しない。弱点のひとつなのだが、変なところでかなり頭が固く、為すべきでないことは為すべきでないと考えてしまう節がある。(民間企業に勤めてはいるものの、性格的には軍隊かお役所が似合ってるんじゃないかと思うことがある。)常に固く口を結んでいるという訳ではないし、そりゃもちろん、話掛けられたら愛想良く応えはするのだけど、自分からお喋りすることはまずない。自然と、黙々と仕事をこなすことになる。

 最近は期末で忙しく、より一層黙って仕事をすることになった。あれもこれもやらなきゃいけないし、この仕事が金曜日までに片付かないと土日が休日になるかどうか……という気持ちで目の前のタスクと闘っているので、まず誰かと笑い合うことはない。口を開くと出てくる言葉と言えば「あ!(れもやっとかなきゃいけなかったんだった……)」くらいである。セゾンCTOの小野さんが徹夜をしてはいけない理由*1という記事を書いているが、少しそれに似た精神状態だったかなと思う。徹夜こそしていないが、忙しい忙しいという気持ちを一人で抱えていると、ピリピリがイライラになってくる。

 何がきっかけだったか、たぶん夜遅く、課のシマに隣席の先輩と自分だけという、逆に何か喋りでもしないと気まずいような状態になったからだと思うが、ちょっとだけ、雑談した日があった。最近気になったニュース、来年度のチームのこと、結構前に行ってきた外部セミナーで面白かったこと。時間にしたら短い間だったと思うし、お互いPCをカタカタと打って仕事しながらの会話ではあったが、そのほんの少しで、かなりリラックスできた感覚があった。別に仕事がなくなったわけではないが、どんどん悪化していきそうだった精神の健康が、どうにか保たれたような気がしたのである。

 何が言いたいかといえば、ちょっとしたお喋りがかなり効果的な息抜きになって、ぴりぴりと緊張していた神経が多少リラックスできた、というお話に過ぎない。多くの人にとっては言われるまでもないことかとは思う。とはいえ、閉塞的な気分になっていたのがふっと軽くなるような実感があったので、せっかくなのでここに記録した次第です。

 

2019.03.28 T.N.