ふたりブログ

毎回とあるテーマでつづります

たまご

テーマ【たまご】

 

一昨々日、10月 5日は「たまごの日」だった。とはいえ10月 5日に限ったことではない。 4月 5日もそうだし、9月 5日もそう。 1月 5日も 2月 5日も……つまりは毎月 5日、『05日』の0を「たま」と読んでの語呂合わせである。日本養鶏協会が平成22年より制定しており、平成27年からはかわいいキャラクター*1もつくられている。その名は卵に母と書いて「卵母(たまも)ちゃん」。卵なのに母なのか、母なのに卵なのか、著名な因果性のジレンマ*2をモチーフにした哲学的なキャラクターであり、そのデザインも名前に劣らず哲学的である。卵が鶏の皮を被っており、二足歩行し、歌*3を歌っている。形而上学における意味については測りかねるが、到底安易につけられとは考えられない名前を見るに、制作側に深い意図があったことは間違いない。

宣伝方法はともかく、「たまごの日」の趣旨は『たまごのある食卓を見直す』ことだそうだ。普段意識せずに食べている卵だが、栄養バランスのとれた素晴らしい食材だとのこと。例えばTKG*4。経済的で簡単な料理だが、栄養バランスにも優れいているという。三大栄養素であるたんぱく質(P)、脂質(F)、炭水化物(C)の、総エネルギーに対する摂取比率(PFCバランス)が、たまごとごはんの組み合わせだけで、おかずなしでも理想的なものにおさまるそうだ。「少なくともなんか一品」が面倒なときはTKGで切り抜けるのも好手ではなかろうか。(※専門家でもなんでもないが一応注意。当たり前のことだが、いくら栄養バランスに優れていようと、TKGだけで生きていけるとは思えない。食事は野菜・果物、牛乳・乳製品、豆類、魚なども組み合わせて*5食べましょう。)

 

 ちなみに、毎月 5日が「たまごの日」と記載したが、来月11月は一味違う。 11 05で「いいたまご」の日である。

 

2017.10.08 T.N.

 

次回はテーマ【スペイン】

*1:日本養鶏協会

*2:鶏が先か、卵が先か

*3:なぜか英語。歌詞は『Have a nice egg day』

*4:卵かけご飯

*5:食生活指針について |厚生労働省